SEWING
新たな創造につながる、さまざまな縫製仕様をご紹介します。
ファッションという普遍的なものだからこそ、高い技術を求め、
プロダクトの持つ歴史や背景、生産者やデザイナーの想いを
そのプロダクトを通して伝える事を大切にしています。
カットソーの基本的縫製方法の一つ。細く仕上げる事でシャープな印象に。
縫い目が膨らまずフラット(平ら)な仕上がりに。
インナーやスポーツウエアに古くから使われてます。
バインダー始末を更に内側に倒してステッチで押さえた仕様です。
かなり丈夫な端の始末になります。
表にステッチが出ない裾のまつり縫いにあたるミシンの始末です。
端を細く(0.3~0.5cm)三つ折りしてステッチする端の始末。
薄手の布帛素材など軽く仕上がります。
ジャージー生地など伸びる素材はパンクしやすいので不向きです。
ジグザグにかかるミシン
ある程度幅や大きさは変えられます。
Tシャツの衿などに良く使われる端の始末
身頃の端をくるむようにして仕上がります。
バインダー状に2本針ステッチが入り表振りステッチも可能です。
片折れとは、くるむ側の生地が三つ折れの状態になります。
どちらかというとカジュアル向け
天地の糸調整で表の糸目を長く出したもの
縦目に糸が出るのでステッチがポイントになります。
カットソーの基本的縫製方法の一つ。
表に振りステッチが見え、画像のように配色糸でファッション性を出すことも。
二つ折にした生地をはぎ合わせる仕上げ方。
衿や裾、袖口などに多い仕様。
左右両肩ラインから後ろ衿ぐりまで、主に身頃と同素材でテープ始末する補強のための始末。
画像のようにデザインとして使用する事も出来ます。
裁ち端を細く処理する方法。
通常のロックよりかがり幅を2ミリくらい、針目もせまくしてかけます。
ブラウスの裾やフリルの端などを軽く仕上げるのに使用します。
Tシャツの衿などに良く使われる端の始末
身頃の端をくるむようにして仕上がります。
バインダー端に1本ステッチが入ります。
両折れとは、くるむ側の生地が四つ折れの状態になります。
縫い代がほつれてこないよう端をを内側にして縫い上げる始末です。
カットソーの基本的縫製方法の一つ。ベーシックな仕上がり。
スリット止まりやポケット口などの力がかかる部分の補強の為の縫製方法。
糸を配色にして飾りとして使うことも
テレコなどの目が開く素材に伸ばしてメローロックをかけると
フリルになりかわいらしい雰囲気になります。
縫い代をくるむようにして縫う縫い代の始末
シャツなどに良く使われていて洗濯にも強い仕様です
縫い代がペラペラせず表も裏もすっきりな見た目になります。
表はわずかに糸目がでて裏側はオーバーロックされるカットソーの裾の始末
表のステッチが目立たないのでカジュアル感を出したくないときに主に使われます。
やや熟練の技術が必要なのと、素材との相性もあるのが難点です。
ロックの糸調製で表側に糸目を出します。
ロック接ぎ部分全てにステッチがポイントとして上がります。